
飛行機に乗り込む大谷(ドジャース公式インスタグラムから)
ワールドシリーズ2連覇を狙うドジャースは22日(日本時間23日)、第1戦を24日(同25日午前9時開始)に行うブルージェイズの本拠地トロントへ空路移動した。球団のインスタグラムではチャーター機に乗り込む選手たちの写真を公開。おそろいの黒のジャージーを着込み、大谷は上着を脱いだ白のTシャツ姿で、引き締まった表情を見せていた。
23年12月8日、エンゼルスからFAの大谷を巡って誤報騒動が起きた。ブ軍が有力移籍先に挙がる中、MLBネットワークのジョン・モロシ記者がアナハイムからトロントへ飛ぶチャーター機のフライト記録を基に「大谷の決断が秒読みに。早ければ今日にも」など報道。だが実際は大谷は搭乗しておらず、多くのメディアが待ち構える中、機内から降りてきたのは別人のカナダ人の実業家だった。
そのロバート・ハージャベック氏が地元紙ロサンゼルス・タイムズの取材に応じ、「多くのカナダ国民を失望させてしまった」と大笑いしながら2年前のことを振り返った。そして「少しでも償いたいから、このシリーズはブルージェイズを応援する」と表明した。この因縁以来、トロントでの大谷の打席は大ブーイングが続く。そして今回ばかりは間違いなく、大谷が敵地トロントに降り立った。
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