
10月23日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、米国と欧州連合(EU)によるロシアへの新たなエネルギー分野の制裁を「非常に重要だ」と評価し、停戦実現にはロシアへのさらなる圧力が不可欠だと訴えた。10月23日、ブリュッセルで撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)
[ブリュッセル 23日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、米国と欧州連合(EU)によるロシアへの新たなエネルギー分野の制裁を「非常に重要だ」と評価し、停戦実現にはロシアへのさらなる圧力が不可欠だと訴えた。
米政府は22日、ロシアの大手石油会社を対象とした制裁を発表した。EU加盟国も23日、ロシア産液化天然ガス(LNG)輸入禁止を含む対ロシア制裁の第19弾を承認した。
ブリュッセルを訪問中のゼレンスキー氏は記者団に対し、ウクライナでの停戦はなお可能だとしつつも、実現にはロシアへの一層の圧力が不可欠だと強調した。ロシアに対し領土を譲歩する可能性は否定した。
また米国の制裁についてXへの投稿で、「この断固とした、的を絞った決定」は「侵略には必ず報いがある」ことを示すものだと称賛した。
「ロシア石油大手に対する米国の新たな制裁は、戦争を長引かせテロを拡散させる行為には代償が伴うことを明確に示している。これは公正かつ当然の措置だ」と記した。「平和の達成に有効なのはロシアへの圧力であり、制裁はその重要な要素の一つだ」と指摘した。
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