
10月23日 インドは米欧の制裁措置を背景に、ロシアからの原油輸入を大幅に削減する可能性が高い。写真は8月27日、インド西部アーメダバードで撮影(2025年 ロイター/Amit Dave)
[ニューデリー 23日 ロイター] – ロシアの主要石油会社2社に対する米国の新たな制裁を受け、インドの石油精製業者はロシア産原油の輸入を大幅に削減する方針だ。複数の業界関係筋が23日に明らかにした。
インドはウクライナ戦争勃発以降、海上輸送される割安なロシア産原油の最大の買い手となっており、今年1─9月には日量約170万バレルを輸入した。
ロシア産原油の国内トップバイヤーとなっているリライアンス・インダストリーズ(RELI.NS), opens new tabは、ロシアからの原油輸入を大幅に減らすか、完全に停止する予定だという。
リライアンスの広報担当者は「ロシアからの原油輸入の再調整は進行中であり、インド政府のガイドラインを完全順守する」と述べた。
インド石油省からはコメントを得られていない。
米政府は22日、ロシアの石油大手ロスネフチとルクオイルに制裁を科すと発表した。トランプ政権がウクライナ関連で対ロ制裁を科すのは初めて。
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