ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.23 09:57
フランス・パリの列車客室で一人で座っていた女性乗客が見知らぬ男性に暴行される事件が起きた。20日(現地時間)、仏メディア「Le JDD」などによると、今月15日午前、パリ近郊ヴァル=ド=マルヌ県を走る広域急行列車内で、ブラジル国籍の女性ジョルダナさんが暴漢に襲われた。
この男は列車内で一人座っていたジョルダナさんを床に投げ倒し、頬を殴り、噛みついたうえ、無理やり服を脱がせた。
ジョルダナさんは「男は私を黙らせようとして首を絞めた」「(抵抗する)力が完全に抜けていくのを感じた」と語った。
幸い、ジョルダナさんの悲鳴を聞いた乗客が駆けつけて救助した。この乗客は証拠映像を撮影していたが、その映像には悲鳴を上げ泣きながら恐怖に震えるジョルダナさんの姿が映っていた。
別の乗客が来ると、男は列車を降り、ホームの外へ逃走した。
ジョルダナさんは「犯人がまだ捕まっておらず、堂々と出歩いているという事実が不安」とし「男が別の女性をまた襲うのではないかと心配だ」と訴えた。
また「フランスは非常に発展した国であるにもかかわらず、大衆交通機関で女性を守る手立てが何もなかった」と指摘した。
現地警察は逃走中の容疑者の行方を追っている。

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