ルーブル美術館強盗、仏国内で批判 政府が警備巡り緊急協議へ

フランスのダルマナン法相は20日、パリのルーブル美術館で19日起きた宝飾強盗事件は同国に「ネガティブ」で「嘆かわしい」 イメージを与えたと国内ラジオに語った。20日も休館となったルーブル美術館(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

[パリ 20日 ロイター] – フランスのダルマナン法相は20日、パリのルーブル美術館で19日起きた宝飾強盗事件は同国に「ネガティブ」で「嘆かわしい」 イメージを与えたと国内ラジオに語った。各党から非難が上がる中、政府は20日に美術館の警備について協議する。  もっと見る

盗まれた宝飾品には、19世紀初頭の王妃マリー・アメリーと王妃オルタンスが着用したティアラや、サファイアのイヤリングなどが含まれ、「世紀の強盗」と複数の新聞の見出しを飾った。

極右政党「国民連合(RN)」のバルデラ党首は「わが国にとって耐え難い屈辱だ。国家の崩壊はどこまで続くのか」とXに投稿した。

保守系、共和党のベラミー氏は、「国家遺産を守れない国の症状」と指摘した。

事件で、ルーブル美術館の警備体制が問われている。文化省と内務省は20日に緊急会議を開き、美術館の警備について協議する。

美術館は20日に再開する予定だったが引き続き休館となった。

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