スペイン人のデイビッドさん【写真:Hint-Pot編集部】スペイン人のデイビッドさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本を訪れる外国人観光客。その多くが口をそろえて称賛するのが、街の美しさや清潔さです。整備された道路、清潔に保たれた公共空間は、日本の誇るべき特徴のひとつでしょう。日本への渡航は4回目のスペイン人男性は、日本の街の素晴らしさを改めて実感しているといいます。しかし、ある困り事も抱えているのだとか。いったい、どんなことなのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

日本が大好きなスペイン人 4度目の訪日

 スペイン生まれで、現在はロンドンに住んでいるデイビッドさん。日本を訪れるのは、今回で4度目だといいます。1か月という長期滞在で、東京や名古屋、大阪、神戸、福岡、北海道を回る予定です。

 何度も日本を訪れているデイビッドさんですが、街の清潔さに「とにかくきれい」と感心していました。ただ、少し困ったこともあったようです。

「ゴミ箱はもう少しあってもいいと思うんだよね。僕のカバンは、だいたいいつもゴミでいっぱいになってしまうんだ。日本だと、そのゴミと一緒に何時間も過ごすことがざらにあるんだ」

 観光庁が2024年に実施した、訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査によると、旅行中に困ったことの最上位は「ゴミ箱の少なさ」でした。日本旅行を楽しむ一方で、多くの外国人観光客が直面している問題であることがわかります。

 それでも、デイビッドさんはこの状況を受け入れ「ゴミ箱を見つけたら、都度捨てるようにしているよ」と話します。

 不便さを感じながらも、日本のルールを尊重するデイビッドさん。美しい街並みの裏にある、ゴミを持ち帰る文化を体験しながら、日本の旅を楽しんでいるようです。残りの滞在でも、素敵な思い出をたくさん作ってほしいですね。

(Hint-Pot編集部)

WACOCA: People, Life, Style.