カナダ、米中からの鉄鋼・アルミ一部輸入品への関税を減免

 10月20日、カナダ政府が、米国および中国から輸入する鉄鋼・アルミニウムの一部製品に対する関税を減免したことが公文書で明らかになった。写真はイリノイ州メンドータにある工場に置かれた鉄鋼。2月21日撮影(2025年 ロイター/Vincent Alban)

[オタワ 20日 ロイター] – カナダ政府が、米国および中国から輸入する鉄鋼・アルミニウムの一部製品に対する関税を減免したことが公文書で明らかになった。貿易紛争で打撃を受けている国内企業を支援することなどが狙いだ。

カナダのカーニー首相は、カナダから輸入する鉄鋼・アルミへの関税を引き上げたトランプ米大統領と交渉を進めている。またカナダは中国政府とも先週交渉し、中国のカナダからの農産物に対する関税引き下げに向けて会談した。

カナダ経済は、米中両国によるカナダからの輸入品関税強化が響いて厳しい状況に陥っている。米国によるカナダからの輸入品の関税引き下げを目指し、カーニー氏はトルドー前首相が米国からの多くの輸入品に課した報復関税を撤廃した。

カナダ財務省の17日付の公文書によると、カナダでは生産されていない中国からの輸入鉄鋼・アルミニウムについて関税の減免を認めた。15日に発効し、減免に関する詳細は11月5日に公表される予定だ。

この公文書によると、公衆衛生と国家安全保障、製造業、農業、食品包装に関連した米国製鉄鋼・アルミの一部製品も輸入関税の免除対象にした。

シャンパーニュ財務相は20日、記者団に対して「この減免措置は下流部門の関係者を保護して、例外的な状況に対処するためだ」とし、対象はサプライチェーン(供給網)維持のためにカナダへの輸入が必要な極めて限られた製品群であり、報復関税からの徴収額には大きな影響を与えないと説明した。

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