英反移民活動家ロビンソン氏、リフォームUK党首の信頼性に疑問

 イギリスの反移民活動家トミー・ロビンソン氏(写真)は18日、イスラエル・テルアビブで講演し、反移民の右派ポピュリスト政党「リフォームUK」が2029年までに実施される次期総選挙で勝利するとの見方を示した。18日にテルアビブで撮影(2025年 ロイター/Ammar Awad)

[テルアビブ 19日 ロイター] – イギリスの反移民活動家トミー・ロビンソン氏は18日、イスラエル・テルアビブで講演し、反移民の右派ポピュリスト政党「リフォームUK」が2029年までに実施される次期総選挙で勝利するとの見方を示した。その一方で、ナイジェル・ファラージ党首の信頼性について疑問を投げかけた。

ロビンソン氏はイスラム教に対する抗議活動を組織したことで10年以上前に英国で注目を集めた。リフォームUKは英議会650議席のうちわずか5議席しか持たないが、世論調査では他の政党をリードしている。

ロビンソン氏が次期総選挙でリフォームUKが勝つとの予測したことに聴衆からは大きな拍手が起きた。しかし、ロビンソン氏はイスラエル政府関係者も含めた聴衆に対し、ファラージ氏が「イスラエルの偉大な友人」になるかは疑問だと表明。

ロビンソン氏は「ファラージ氏は今のところ私たちにとって最適な人物だ」としつつ、「ファラージ氏は風向き次第でどちらにも行くので、後押しする必要があると思っている」と訴えた。

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Alexander Cornwell

Alexander has over a decade of international reporting experience. He is currently a senior correspondent in Jerusalem covering Israel & the Palestinian Territories and was formerly in Dubai where he covered the Arabian Peninsula, including the United Arab Emirates, Saudi Arabia and Yemen, often writing about foreign policy, security and economic-related issues.

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