昨年の大雨で出店中止、運営に黄信号
2025/10/16 19:34
クラウドファンディングでの支援を呼びかける副島隆男さん。手前は今年のバルーンフェスタ会場で販売する商品の一部=佐賀市
佐賀市で開催される「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」に合わせ、佐賀ゆかりの工芸品で記念グッズを手がけてきた職人たちのグループが、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。出店料などの経費がかさむ中、昨秋のフェスタは大雨による販売中止で売り上げが落ち込んだ。黄信号がともる運営を安定させようと、支援を呼びかけている。
市内の飛鳥工房、副島硝子(がらす)工業、佐賀錦振興協議会、ミツゼ・クラフト、ラボでつくる「バルーングッズ製作委員会」がCFに取り組んでいる。5社は年間200種類ほどのバルーン関連商品を製作。2008年からバルーンフェスタに出店し、嘉瀬川河川敷の会場で絵柄入りの木工品やガラス製のグッズ、佐賀錦の小物、Tシャツといった新作を並べてきた。
昨年10月31日~11月4日に行われたフェスタは、大雨予報を受けて2日目以降の出店が中止となった。会場でグッズを販売できたのは初日だけ。3日目と4日目に佐賀バルーンミュージアムで売ることができたものの、委員会の売り上げは例年の4割にとどまった。
出店料は昨年から値上がりし、電気代などと合わせると約60万円になる。製作委員会会長の副島隆男さん(45)は「利益を出すには結構な売り上げが必要。お客さんの声をじかに聞ける場所なので続けたいが、厳しい状況にある」と明かす。
CFは200万円を目標に27日まで実施している。1口3千円から受け付け、金額に応じた返礼品もある。集まった資金は今年と来年の会場費や運営費、商品開発費に充てる。副島さんは「台風などでまた影響が出たら続けられなくなる。気持ちに余裕を持って新作グッズを作れるよう、協力をお願いしたい」と話す。(円田浩二)
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