近畿学生野球秋季リーグ第5節3回戦   奈良学園大5ー0和歌山大 ( 2025年10月3日    GOSANDO南港野球場 )

1安打完封勝利の矢川(左から3人目)がチームメートから祝福される
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 奈良学園大が今季最終戦で3季連続47度目の優勝を決めた。

 2回裏、4番・松林克真(4年=履正社)が左翼越えに今季2号先制ホームランを放った。「打った瞬間、入ると思いました。落ちる系の変化球がいい(和歌山大の先発)田中輝投手対策としてスローボールを打つ練習をしてきました。それで、ストレートにいい反応ができました」。このカードの1、2回戦で6打数無安打に抑えられていた田中輝からの一発でチームを勢いづけた。

 6回には相手失策、6番・北峯嵩流(3年=奈良大付)の右翼線2点適時二塁打で4点を追加。この援護点を背に、エース矢川幸司郎(3年=日本航空石川)が和歌山大打線を1安打に抑え、今季2度目の完封勝利で優勝決定に花を添えた。矢川は「きょうはまっすぐが走っていたし、守備でヒットコースをカバーしてくれたので助かりました」と、大一番での快投を笑顔で振り返った。

 開幕節の阪南大戦で勝ち点を落とす最悪のスタートから立て直しての逆転V。次の目標は、未だ実現していない明治神宮大会出場だ。大会の出場権をかけた第23回大阪市長杯争奪関西地区大学野球選手権大会兼第56回明治神宮野球大会関西地区代表決定戦は10月31日からGOSANDO南港野球場で行われる。

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