韓国の企画財政省は25日、外国為替市場を開放し、24時間の取引体制にすると発表した。合わせて非居住者によるウォン取引の規制も緩和する。
これに先立ち、李在明大統領はニューヨーク証券取引所で開催された投資家向けのイベントで、韓国の資本市場に関する自身の構想を表明。「外国人投資家が『コリア・プレミアム』の恩恵を確実に享受できるようにする」と述べ、市場の透明性向上やコーポレートガバナンス改善、地政学リスク低減に向けた取り組みを強調した。
韓国は1年前にウォンの取引時間をソウル時間午前2時まで延長した。李氏は今後「極めて近いうちに」24時間取引に移行する準備を政府として進めていると語った。企画財政省によると、年内にMSCIへのロードマップが公表される見通し。
今回の動きは、韓国を国際基準により近づけるための市場改革に向けた李氏の意欲を浮き彫りにする。最大の課題は、株式市場のMSCI先進国株式指数への組み入れに不可欠とされる外国為替市場の構造的制約を克服することにある。
現在、非居住者によるウォン取引は報告義務や規制上の障害により実質的に制限されているが、計画されている法改正によりこうした障壁は取り除かれる見通しだ。
また韓国銀行(中央銀行)はウォン決済に24時間対応できる新たなシステムの構築を計画している。
原題:S. Korea to Extend Won Trading to 24 Hours in Globalization Push(抜粋)
— 取材協力 Soo-Hyang Choi and Paul Jackson

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