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 「ガチャ」に頼らない新しいゲームが誕生しようとしている。

 中国HERO GAMES傘下のゲーム開発スタジオ、Pan Studioが開発を手掛ける新タイトルは「Duet Night Abyss(デュエットナイトアビス)」。ファンタジーオープンワールド環境およびアクションRPGだ。

 発売予定日は2025年10月28日。対応予定プラットフォームはiOS/Android/PCだ。

 発売前の8月、デュエットナイトアビスのリリース決定特別番組では、同ゲームでのキャラクターガチャと武器ガチャの廃止を発表した。それらに代わり、キャラクターや武器を時間をかけて無料で手に入れる方法、および課金によって即手に入れる方法の2つが用意される。

 ほかにも、キャラクターの外観などの課金要素を充実させることで収益性を担保する算段だ。

 東京ゲームショウ2025で話を聞いてみると、デュエットナイトアビスの日本マーケティング担当者は「中国発の代表的なアニメ調RPGの作品はガチャシステムによる収益が2017~2018年ごろから今に至るまでの主流。ユーザーは新しいものを求めている」と話す。「競合が多い市場で、ユーザーの注目を集めたい思ってたどり着いたのが、マネタイズの根本から変えるというアイデアだった」と同氏。

●敵500体を爽快に倒す or 対ボス戦闘

 新しいマネタイズモデルに挑戦するデュエットナイトアビスは、どのようなゲームなのか。

 東京ゲームショウ2025で体験できるのは、戦闘モード「一騎当千」「悪夢の残響」と、ストーリーモード「月狩り人の視点」「夢の中の少年/少女視点」の4つ。1回の試遊につき1つを選べる。

 「一騎当千」の「銅貨 駆逐」は、500体の敵をひたすら倒すステージ。敵一体一体は自分が操作しているキャラクターよりかなり弱く、溶けるようになくなって爽快だ。その代わり、無限に感じるほど多数の敵が出てくる。

 一方、「悪夢の残響」の「羽化せし者」を選択すると、単体ボス戦闘が始まった。

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