大勢が退席、NY市内では抗議デモ……イスラエル首相が国連で演説

2025年9月27日 11:23

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は26日、ニューヨークの国連本部で開かれている国連総会で演説した。演説では、英仏などが相次いでパレスチナ国家を承認したことについて、「恥ずべきこと」と非難した。

ネタニヤフ首相が演壇に立つと、複数の国の政府関係者や外交官ら数十人が退席し、会議場の大部分は空席となった。

また、ニューヨーク市内ではネタニヤフ氏に対する抗議が行われ、参加者らは「パレスチナに自由を」のプラカードを掲げた。

イスラエル南部では、パレスチナ・ガザ地区の境界に設置された巨大なスピーカーから、ネタニヤフ首相の演説が流された。

イスラエルは、ガザでの軍事行動をめぐって大きな国際的圧力を受けている。今月に入り、イギリス、フランス、カナダ、オーストラリアなど10カ国が、新たにパレスチナ国家を承認した。