ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.09.25 08:40
国連総会出席のために米ニューヨークを訪問中の李在明(イ・ジェミョン)大統領が24日(現地時間)、イタリアのメローニ首相と就任後初めて首脳会談を行い、両国間の協力強化について議論した。
李大統領は会談の前、メローニ首相に6月にカナダで開催された先進7カ国首脳会議(G7サミット)に続いてまた会えてうれしいという言葉を伝えると、メローニ首相も「このようにまた会えてうれしく思う」と返した。
続いて非公開会談で李大統領は「両国は地理的な位置や国民性など多くの側面で共通点を持っている」とし「戦略的パートナー関係を土台に、両国の政府と企業がAI、防衛産業などの分野で互恵的な協力を深化、発展させていくことを望む」と述べた。
メローニ首相も「両国は貿易・投資をはじめ多方面で協力関係をバランス良く発展させている」とし「9月初めにソウルで開かれた韓伊ビジネスフォーラムなどで見られたように両国間の経済協力拡大の潜在力は非常に大きい」と話した。また「韓国の経済的、文化的潜在力は非常に大きい」とし、実質的な協力を具体化するために早期に訪韓する意向を表した。李大統領にも「都合がよい時期にイタリアを訪問してほしい」と伝えた。
李大統領は「実質的な協力拡大のために分野別に十分に協議し、両首脳の相互交流が意味のある結果をもたらせるよう努力しよう」と答えた。
この日の会談は両首脳のほか各国関係者6人ずつ同席する「1+6会談」形態で行われた。韓国側からは趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官、魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長、金容範(キム・ヨンボム)大統領室政策室長、任雄淳(イム・ウンスン)国家安保室第2次長、李圭淵(イ・ギュヨン)広報疎通首席秘書官、ハ・ジョンウAI未来企画首席が出席した。
両首脳はこの日、「両国はグローバル複合危機状況で機会要素を拡大していけるよう国際懸案に似た立場を持って国際舞台で前向きな役割と寄与をしてきた」とし、今後もこうした協力をより深めていくことにした。また、国際環境の変化に合わせて両国関係を格上げすることに共感し、首脳の相互訪問を通じてこれを具体化していくことにした。
一方、この日に予定されていたマクロン仏大統領との首脳会談は行われなかったと大統領室が伝えた。大統領室は記者団に送った公示で「フランス側が『国内の事情で緊急処理が避けられないことが生じた』として延期を要請し、両国首脳の日程上、結果的に取り消しになった」と説明した。
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