日本メーカーとしてAQUOSスマートフォンを海外数カ国に展開しているシャープ。筆者もその様子をシンガポールや台湾に何度も見に行っています。
とはいえ海外では多くのメーカーの製品がひしめきあっており、シャープもなかなか存在感を高めることができません。しかし台湾ではシャープの家電売り場のスマートフォンコーナーが一新され、最新ラインアップが堂々と展示されていました。
台湾のシャープのAQUOS販売コーナー
台北市のITとトレンドの発信地、三創生活園区(Syntrend Creative Park)には台湾のITメーカーのブースが各フロアにぎっしりと入っています。1階は主にスマートフォン、2階は主にパソコンやアクセサリー(ソニーもXperiaなどは2階に)といった具合に、フロアごとに製品をカテゴライズしてメーカーごとに専門店を出しています。
シャープのブースがあるのは4階の「スタイリッシュライフ」フロア。主にスマート家電メーカーが店舗を構えているフロアです。そしてそのシャープブースの正面に目立って展示してあるのがAQUOSスマートフォンです。
AQUOS最新モデルがずらり
以前もここにはAQUOSスマートフォンが置いてありました。しかし壁際に端末を数台並べているなど、あまりぱっとしない状態で陳列されていました。気軽に製品を試せるような雰囲気ではなかったのです。
しかし今ではAQUOS Wish5とAQUOS R10を全色展示。端末を自由に取って試せるように置いています。日本でもここまで綺麗に展示している店舗はあまりないかもしれません。
Wish5が5色、R10が3色、すべて展示してある
ブースは壁も無く広々としており自由に入りやすいのもいい感じです。そしてその正面にスマートフォンを見やすく展示してるということで、ショールームとしての役割をしっかり果たしてくれています。
ブースは広々としており入りやすい
筆者が訪問したのは平日昼間でしたが、何かの用事に来たらしきお客さんが、帰り際にAQUOS R10を触っていました。しかも自分のiPhoneとカメラの比較などを行っていたのです。ここに展示することですぐに売れる、とはいかないかもしれません。
しかしこうして実機を実際に触ってみることのできるスペースがあることで、このように実際に体験するお客さんの数を増やすことができます。
別の要件でやってきた地元のお客さんがR10をチェック
残念なのはブースがあるのが4階で、ここにシャープのスマートフォンが展示してあることに気が付くお客さんがなかなかいないだろうなということです。エスカレーターに広告を出していますが、なんとかもっとアピールして認知度を高めてほしいものです。
エスカレーターでも4階のシャープゾーンをアピール
なお毎度のことですが、台湾モデルにも技適はあります。ただしFeliCaはありません。台湾旅行に行く機会があったら、ぜひ異国の地で頑張っているAQUOSたちを見に行ってあげてください。
台湾モデルにも技適あり
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