これ魚?まさかな! ホタテプリンなど 若者向けレシピ考案 青森中央短大生

来場者にレシピの特長を説明する学生(中央)

 青森中央短大(青森市)食物栄養学科の学生10人が、魚介類を生かしたレシピを考案した。魚離れが進む若者に気軽に親しんでもらおうと韓国風の味付けなど工夫を凝らした。
 水産卸の青森中央水産(青森市)と連携した初めての取り組み。発表会が12日、青森市中央卸売市場であった。イカのナムル、タコのバター炒め、イワシのつみれを入れたうしお汁など7種類のメニューを、水産関係者が試食した。
 ホタテの貝柱をすりつぶして作るプリンを発案した2年名久井茉音(まの)さん(20)は「青森と言えばホタテだと考え、好物のプリンと合わせた。低温で加熱することでしっとりとした食感になる」と話した。
 魚食普及へ向けたレシピ作りは青森中央水産が5月ごろ短大に打診。魚介類を提供し、学生たちが試作を重ねた。同社営業企画室主任の平山大河さん(29)は「栄養学を学ぶ若者の視点から、われわれでは思い付かないようないいものを作ってもらえた」と喜んだ。
 レシピは短大のホームページに掲載している。

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