公開日時 2025年09月24日 12:01更新日時 2025年09月24日 12:01
キングス―A千葉 第3Q、相手の隙を見逃さずスチールを決めるキングスの岸本隆一(左)=23日、沖縄市の沖縄サントリーアリーナ(大城直也撮影)
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琉球新報社
プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは23日、沖縄サントリーアリーナでプレシーズンゲーム「アイランドゲームズ2025」を行い、今季B1に昇格したアルティーリ千葉に99―70で圧勝した。スターティングメンバーにジャック・クーリーが入り、ゴール下のリバウンド争いに勝って最初の得点を決めた。その後は互いに点を取り合って差は広がらず、第1クオーター(Q)は22―20、第2Qは41―40で終えた。第3Q序盤、バスケットカウントでリードすると、岸本隆一が3点弾を決めて一気に流れを呼び込んだ。リードを広げて第3Qを68―51で終え、その勢いのまま第4Qも点差を広げた。
次戦は24日午後7時半から、同会場でアルティーリ千葉と戦う。
岸本 流れ変える3点弾
第3クオーター残り6分28秒、49―44の場面で岸本隆一が敵陣のコーナー付近でスチールに成功する。立ち止まると、走ってくる相手をちらっと見てから3点弾を決め、両手を羽のように広げて仲間に駆け寄った。「これまでよりターンオーバーを誘発するスチールを狙うように意識している」。言葉通り、試合の流れを一気に引き寄せた。
直後のタイムアウト明けからキングスの攻撃が加速し、脇真大やチーム最多の22得点を稼いだケヴェ・アルマらの多様な連係が火を噴いた。
5本の3点弾を決め17得点を挙げた岸本は「コンディションはすごくいい状態になっている。気にしていた試合勘が戻っている」とけがからの完全復活を印象付けた。
24日もA千葉とBリーグ開幕前最後の試合を戦う。岸本は「両チームとも締まっていて手応えのある試合になった」と充実感を示した。桶谷大HCは「最後のプレシーズンゲームも勝ってリーグ開幕に入りたい」と切り替えた。
(古川峻)
後半守備良くなった
桶谷大HC(キングス)の話 前半は自分がやりたいというアピールが出過ぎていた。ターンオーバーで不必要な点につながっていた。後半は特にディフェンスの部分が良くなった。それぞれがオープンになった時にシュートを打てていた。
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