独立リーグ・四国アイランドリーグplus「トリドール杯チャンピオンシップ2025」第1戦   徳島8―9愛媛 ( 2025年9月21日    むつみスタジアム )

<徳島・愛媛>先発して3回3失点で終えた徳島・篠崎(撮影・河合 洋介)
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 今秋ドラフト候補に挙がる徳島の最速157キロ右腕・篠崎国忠は、3回を被安打4、3失点で終えた。「このような大事な試合で投げたことがないので立ち上がりは緊張した。2回以降は変化球など自信のある球を使っていこうと意識を変えました」。独立・四国の年間総合優勝決定戦の初戦に先発登板。最速154キロを計測した一方で5四死球を許したものの、フォークを有効活用して我慢した。

 椎葉剛、工藤泰成と阪神に2年連続で剛腕を送り込む徳島で台頭した高卒2年目右腕。身長1メートル93、体重100キロを誇る大型投手だ。新人だった昨年のチャンピオンシップはベンチ外。そこから1年間で自己最速を148キロから9キロ上昇させ、大一番の先発登板を託されるまでに成長した。

 「(去年のベンチ外で)来年は絶対にこの舞台のマウンドに立つと目標を決めた。まさか初戦の先発を任せてもらえるまでになれるとは思っていなかった。(チャンピオンシップに)登板する目標は達成できた。あとは、2勝して(年間優勝を決めて)今日の分をやり返すだけです」

 球場では阪神などNPB7球団のスカウトが視察。4人体制を敷いたソフトバンクの永井智浩スカウト部長は「いい素材。高卒2年目なので大学のリーグ戦で投げていると仮定すれば相当、目立っているはず」と評価した。(河合 洋介)

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