浦和レッズ 写真:Getty Images

 浦和レッズには、ブラジル2部ゴイアスからブラジル人DFルーカス・リベイロを獲得する可能性が報じられているが、他クラブと争奪戦を繰り広げる見込み。獲得が実現する場合、DFダニーロ・ボザ、DFマリウス・ホイブラーテン、FWチアゴ・サンタナといった外国人センターバックの去就に影響が出る可能性も考えられる。

 ルーカスの去就を巡っては、現地メディア『トランスファーズ24アワーズ』は16日に「彼はゴイアスと2026シーズン終了後まで契約している」とした上で、「浦和レッズからのオファーを受け取った」と伝えていた。すると、ブラジルの移籍市場に精通しているビクター氏は、19日に「中東クラブがルーカスの獲得に興味」とリポート。「彼に対して一番関心を寄せているのは浦和だ」と、Jリーグクラブの本気度もあわせて伝えているが、提示額や契約年数は報じていない。

 現在26歳のルーカスは、身長190センチで右利きのセンターバック。かつて2019年1月からホッフェンハイムに在籍していたが、ブンデスリーガで通算2試合のプレーにとどまり、2020年8月に母国復帰。インテルナシオナル、セアラーSCなどブラジル国内の複数クラブを渡り歩いていた。

 2024シーズン終了後にセアラーSCからゴイアスへ移籍したルーカスだが、2025シーズンはここまでブラジル2部リーグ戦12試合でスタメン出場だが、6月中旬から1か月半にわたりベンチ外が続いていたが、ビクター氏は「彼はサポーターの支持を集めている」と報じている。

 浦和にはMFマテウス・サヴィオ、MFサミュエル・グスタフソン、サンタナ、ボザ、ホイブラーテンが在籍しているほか、2025年夏には元スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンが加入している。

 ブラジル方面の報道内容が事実だとすれば、同シーズン終了後の補強に向けた動きである可能性も。外国人選手の枠を踏まえると、ルーカスと同じくセンターバックのボザ、ホイブラーテンいずれか一方が退団することも考えられるところだが、センターバックの選手層を強化するケースも排除できないところ。今季ここまで結果を残せていないサンタナがチームを去る可能性も考えられる。

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