プロ野球、楽天で初のリーグ優勝と日本一に貢献し、今シーズンかぎりで現役を引退する、茨城県取手市出身でロッテの美馬学投手が会見し、「『負けたくない』と常に強い気持ちを持ち続けた」と現役生活を振り返りました。
美馬投手は、18日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで引退会見にのぞみました。
美馬投手は取手市出身で藤代高校を卒業した38歳。
社会人から2011年にドラフト2位で楽天に入団し身長1メートル69センチと小柄ながら多彩な変化球とインコースを突く正確なコントロールを持ち味に、2013年に球団初のリーグ優勝と日本一に貢献しました。
2019年のオフにFA=フリ−エージェントの権利を行使してロッテに移籍し、ここまでプロ15年間で80勝をあげています。
会見で美馬投手は、「けがをしてリハビリをする中でもなかなかよくならず、自分の中で気持ちの整理がついた」と引退を決めた理由を話しました。
また、ここまで野球を続けてきた原動力について、「体が大きくない中、とにかく『負けたくない』と常に強い気持ちを持ち続けた」と話しました。
その上で「つらいこともたくさんあったが、日本一になれたり、FAで2つ目の球団にも入れたり、幸せな思いができた」と振り返っていました。
会見の最後に中央大学の2学年後輩のロッテの澤村拓一投手が花束を手渡し、笑顔を見せていました。
美馬投手の引退試合は、今月30日にホームでの楽天戦で行われる予定です。
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