MonotaRO、インド・チェンナイ市に初のテックセンター開設 ダイレクトマーケティングの高度化目指す
現場を支えるネットストア「モノタロウ」を運営するMonotaROはこのほど、2025年4月にインドのチェンナイ市に設立した初のテックセンター（IT開発拠点）を、「MonotaRO Technologies India Private Limited」として稼働を開始した。ダイレクトマーケティングの基盤の高度化と迅速なサービス開発を目指す。
MonotaROは、「資材調達ネットワークを変革する」をミッションに掲げ、日本をはじめ韓国、インドネシア、インドで間接資材の事業者向けネット通販事業を行っている。事業者が必要な商品を探す時間を短縮するため、個々の購買行動や嗜好に合わせたマーケティング（ダイレクトマーケティング）を実施しており、2023年から、これらの施策をさらに強化するための統合マーケティング基盤の開発などを進めている。
2025年4月には、自社システムの開発体制の強化と優秀なエンジニアの確保、さらには技術知見の蓄積を目的とし、インドのチェンナイ市に初のテックセンター（IT開発拠点）を設立しており、9月12日に「MonotaRO Technologies India Private Limited」として稼働を開始した。
インドは、初等教育から高等教育まで一貫して科学・技術・工学・数学（STEM）分野の教育を推進しており、世界のテクノロジー企業で活躍するITエンジニアを多数輩出し、多くのグローバル企業がIT開発拠点を構えている。
今回拠点を設立したチェンナイ市は、インド有数の工科大学であるIIT Madras（インド工科大学マドラス校）をはじめとするIT関連の教育機関が多く集まる地域であり、優秀なIT材が豊富で、英語での円滑なコミュニケーションが可能なことから、知見の共有とチームワークを重視したIT開発拠点として最適と判断した。
今後、「MonotaRO Technologies India Private Limited」では人員の大幅な拡充を予定しており、今回の稼働開始により、MonotaRO、および連結子会社のマーケティング領域、自社システムの開発体制の強化を図り、事業成長と顧客への提供価値の向上を目指す考えを示した。
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