ヴィッセル神戸 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸に在籍していた元スペイン代表MFフアン・マタは、2024/25シーズンまでウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCでプレーしていたが、オーストラリアの移籍ウィンドウ終了間近で移籍する見込み。新天地はメルボルン・ビクトリーFCになる見込みだという。

 現在37歳のマタは、2024年1月の神戸退団から半年以上の無所属期間を経て、同年9月にワンダラーズへ加入。新天地での活躍が期待されたものの、2024/25シーズンのオーストラリア1部リーグ戦で7試合のスタメン出場にとどまっていた。

 現地メディア『news.com.au』が10日に伝えたところによると、ワンダラーズはマタとの再契約を望んでいたものの、出場機会の増加を求める選手サイドはこれを拒否。移籍ウィンドウが15日までである中、急きょメルボルン・ビクトリーへの加入で合意に達したというが、記事では「マタは正当な理由により契約解除となるため、移籍期間終了後もクラブと契約することができる」と記されている。

 メルボルン・ビクトリーは2024/25シーズンのオーストラリア1部リーグ戦を5位で終えると、グランドファイナルで準優勝。ただ、2025/26シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場権は獲得しておらず、神戸との古巣対決は実現しない。

 出場機会を求めて新たな挑戦を選んだマタにとって、メルボルン・ビクトリー移籍がキャリアの終盤にどのような影響をもたらすのか、注目が集まる。

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