2025年7月から8月にかけて、高知市の60代の男性が交際あっせん詐欺の被害に遭い、現金約39万円をだまし取られていたことが分かりました。
警察によりますと、7月28日、高知市の60代の男性のスマホに「癒しのパートナー探しませんか」というメールが届き、男性がコミュニケーションアプリを登録すると、デートクラブサイトの仲介役と繋がりました。
仲介役からサイトへの入会を勧められ、手付金として6000円を支払うよう、電子決済アプリの二次元コードが送られてきました。
男性が手付金を支払うと、仲介役から複数の女性の写真が送られ、男性はその中から女性を選びコミュニケーションアプリでやりとりを開始しました。
さらに入金すれば「女性と会うことができる」とといわれ、電子決済アプリで3万5000円を支払ったほか、データ修復名目などであわせて約39万円を振り込みだまし取られました。
支払いをしたあとも金銭を要求されたことから、不審に思った男性が警察に相談し、詐欺と気付いたということです。
2025年、県内の特殊詐欺の認知件数は64件で、被害額は約3億4000万円に上っています。
県警では、高額な請求や複数回に分けて金銭を要求される場合は詐欺を疑うほか、心当たりのないメールやDMは開封しないよう呼びかけています。
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