石破茂首相
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石破茂首相(68)が7日午後、首相官邸で会見し、首相を辞任すると発表した。
「このたび私は自由民主党総裁の職を辞することといたしました」と述べた。自動的に首相の座も退き、次期総裁選にも出馬しない。
会見では、地元の鳥取についてや、公約に掲げていた地方創生について問われた。「1日200,300件ずっと歩いて来たものとして、地方の実情よくよく知っている」。それだけに、こうした取り組みが道半ばで首相の座を去ることに無念さをにじませた。
鳥取県出身として初の首相で、就任直後は地元からも大きな期待が寄せられた。一方で在任期間中は、地元・鳥取は佳子夫人に任せきりの状態が続いた。「結局、地元に帰ることは1回しかできませんでした。地元の人に本当に喜んでもらえる機会を本当は得たかった」。少し笑みを見せながら口にした。
「これからまた、地元の皆様方とともに、新しい地方から、新しい日本を作ることにまい進したい」と、首相とは違った立場で地方創生に取り組みを続けることを強調。「県民の皆様に本当に心からお礼申し上げ、ご期待に応えることができなかったことをお詫び申し上げます」と、謝罪の言葉を口にした。
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