中国バイトダンス、チップ設計担当者がシンガポール部門所属に=関係筋

中国ハイテク大手・字節跳動(バイトダンス)のチップ設計担当者は主に北京や上海を拠点としているが、先週になって自分たちがシンガポール部門の一員になっていることを知ったという。上海の同社オフィスで2023年撮影(2025年 ロイター/Aly Song/File Photo)

[シンガポール/北京 5日 ロイター] – 中国ハイテク大手・字節跳動(バイトダンス)のチップ設計担当者は主に北京や上海を拠点としているが、先週になって自分たちがシンガポール部門の一員になっていることを知ったという。事情に詳しい関係筋3人が明らかにした。

従業員たちは社内のメッセージングプラットフォームで新しいグループに移動させられた際にこの事実を知ったという。

チップ設計担当者をシンガポール部門に所属させることは、同社が先端半導体技術へのアクセスを目指す上で米中対立の影響を回避するのに役立つ可能性がありそうだ。

バイトダンスのチップ設計担当者のうち何人がこの部門に所属しているのかは確認できていない。

動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」のオーナーとして知られている同社はコメント要請に応じなかった。

バイトダンスはASIC(特定用途向け集積回路)として知られる独自チップの開発を強化している世界的なハイテク企業の一つで、米エヌビディア(NVDA.O), opens new tabといったサプライヤーへの依存度を下げようとしている。

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