岐阜県の東濃地域を走る「明知鉄道」で、秋の味覚のきのこ料理を車内で味わうことができる「きのこ列車」の運行がはじまり、観光業者らを招いた試食会が開かれました。

明知鉄道は、年間を通して、地元の食材を生かした料理を車内で味わえる「グルメ列車」を運行していて、中でも1番人気があるのが「きのこ列車」です。

2日は、秋の観光シーズンのはじまりにあわせて、観光業者などを招いて列車を運行し、試食会を開きました。

参加者は列車が出発するやいなや、配られた弁当箱を開き、きのこご飯や、まつたけの土瓶蒸しのほか、東濃地方で「老茸(ろうじ)」と呼ばれる珍しいきのこを使った料理など、秋の味覚を楽しんでいました。

弁当を食べた女性は、「ふだん食べることができないいろいろなきのこを味わえて良かった」と話しました。

車内で案内役を務めた明知鉄道の小崎聡美営業主任は、「これからだんだんと秋の景色に変わっていくので、景色とともにきのこ料理を楽しんでほしい」と話しました。

「きのこ列車」はことし11月末まで、月曜日を除く毎日、運行されるということです。

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