8月30日、トランプ米大統領(写真)は選挙の投票時に全ての有権者にID(身分証明書)の提示を義務付ける大統領令を発出すると明らかにした。写真は8月、ワシントンのホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)
[30日 ロイター] – トランプ米大統領は30日、選挙の投票時に全ての有権者にID(身分証明書)の提示を義務付ける大統領令を発出すると明らかにした。
「有権者のIDは全ての投票に必須だ。例外はない!そのための大統領令を出す!!!」とトゥルース・ソーシャルに投稿。「重病の人や遠隔地の軍人を除き郵便投票を禁止する」とも書き込んだ。
トランプ氏は長年にわたり米国の選挙制度に疑問を呈し、2020年大統領選で民主党のジョー・バイデン氏に敗北したのは広範な不正行為が原因だとする虚偽の主張を続けている。また、市民権を持たない人による投票が広範囲で行われているとの根拠のない主張も展開している。
トランプ氏は8月初め、来年の中間選挙を前に郵便投票と投票機の使用を廃止する大統領令を発出する意向を表明した。ただ、連邦選挙は州レベルで管理されており、大統領にそうした措置を制定する憲法上の権限があるかどうかは不明だ。
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