中国の住宅販売は8月も低迷が続いた。価格が下落し、国内2大都市が追加の刺激策を打ち出したにもかかわらず、販売は上向かなかった。

  不動産調査会社の中国房産信息集団(CRIC=克而瑞)が31日に明らかにした暫定データによると、大手100社による新築住宅販売額は2070億元(約4兆2700億円)で、前年同月比17.6%減。7月は24%減少していた。販売額は6カ月連続で減少している。

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  中国の住宅不況は4年以上続いており、販売は4-6月(第2四半期)以降に一段と悪化している。価格下落の深刻化は、1年前に打ち出されたてこ入れ策の効果が薄れつつあることを示唆しており、デフレ懸念を高めている。

  住宅市場への政策支援強化を求める声は強まっている。首都北京と金融の中心地である上海は8月に住宅購入における規制を緩和したが、アナリストらはこれを「わずかにプラス」との評価にとどめた。

  中国紙の証券日報は8月に入り、業界専門家の話として、早ければ9月にも追加対策が発表される可能性があると報道。当局は都市再開発プロジェクトを加速させる準備を進めているという。

  ただ、短期的に市場が持ち直したとしても、中国住宅市場の長期的な見通しは依然厳しい。都市部の新築住宅需要は向こう数年、ピークだった2017年の4分の1以下の水準で推移する見込みだと、ゴールドマン・サックス・グループは6月のリポートで指摘している。

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原題:China’s Home Sales Slump Extends as Prices Continue to Decline(抜粋)

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