国内有数のワインの産地、甲州市にあるワイナリーでことしのワインの仕込みが始まりました。
甲州市勝沼町にある飲料メーカーのワイナリーでは、27日からことしのワインの仕込みが始まり、はじめに作業の安全とおいしいワインが出来ることを願って神事が行われました。
この後、仕込み作業が始まり、26日に収穫されたばかりの白ワイン用のぶどう「甲州」を次々と機械に入れると、軸などが取り除かれ、果汁がしぼられていきました。
ことしは猛暑で雨が少なかったため、実は小ぶりですが、糖度が高く品質のよいぶどうが収穫されているということで、ワイナリーでは今後も、標高の高い涼しい場所に新たな畑をつくるなどの温暖化対策に取り組むことにしています。
「シャトー・メルシャン」の小林弘憲ゼネラル・マネージャーは「その土地の風土やぶどうのよさを大事にしてワインづくりをしています。日本の食と一緒に甲州ワインを楽しんでほしい」と話していました。
このワイナリーでは、11月にかけて例年並みのおよそ600トンのぶどうを仕込む予定で、最も早い新酒のワインは11月3日に販売が開始されます。
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