韓国の造船世界最大手、米国需要を取り込むため関連会社と合併へ

　８月２７日、世界最大の造船会社である韓国のＨＤ現代重工業は、米国の需要を取り込むため、関連会社のＨＤ現代尾浦と合併すると発表した。写真はＨＤ現代重工業の造船所。２０２３年１２月、韓国の蔚山で撮影（２０２５年　ＨＤ現代重工業提供/ロイター）

[ソウル２７日ロイター] – 世界最大の造船会社である韓国のＨＤ現代重工業(329180.KS), opens new tabは２７日、米国の需要を取り込むため、関連会社のＨＤ現代尾浦(010620.KS), opens new tabと合併すると発表した。米韓首脳会談で強調された両国の造船協力プロジェクトを主導することを目指す。

ＨＤ現代重の親会社は発表文で「急速に成長する世界の防衛市場において、迅速にチャンスをつかむことを目指している」と述べた。

両社はまた、砕氷船分野でのシェア拡大を目指す。

トランプ米大統領が最近署名した税制・歳出法案は北極海における米沿岸警備隊の砕氷船増強に８６億ドル超を割り当てている。ロシアと中国の勢力拡大に対抗する狙いだ。

合併会社は１２月に発足する。

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