今回の大雨で熊本市北区の一部の世帯に8月25日現在も発令している避難指示について、情報が適切に配信されていなかったことが分かりました。
【写真を見る】熊本市の一部の避難指示 「Lアラート」で配信されず 18日の大雨で表示されたのは3日後の21日
熊本市は、8月18日、大雨が続き土砂災害が拡大する恐れがあるとして、北区清水万石地区の6世帯18人に避難指示を発令しましたが、その情報を報道機関などに伝えるシステム「Lアラート」で配信したのは3日後の21日でした。
このため、避難指示の発令を「Lアラート」を通じて確認することができず、市のホームページにも「避難情報なし」と事実と異なる情報が掲載されていました。
8月25日の記者会見で見解を問われた大西市長は。
熊本市 大西一史市長「非常に問題だったと思っている。皆さんに対する発信のあり方をしっかり検証し、これからの教訓にしていきたい」
市の担当者が「避難指示」を「自主避難」と捉えたため、「Lアラート」での情報配信をしていなかったと説明し、今後、改善が必要との認識を示しました。
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