豊田通商株式会社およびグループ会社CFAO SASは、国連世界食糧計画(World Food Programme、以下:WFP)とともに、アフリカにおける持続可能な開発と食糧安全保障に向けた協力強化を発表しました。

本合意は、2025年8月20日から横浜で開幕する第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に先立ち、8月18日に行われた署名式において確認されました。署名式にはWFP事務局長シンディ・マケイン氏も臨席しました。


(左から)CFAO 社長 リチャード・ビエル、WFP 事務局長 シンディ・マケイン氏、豊田通商 取締役社長 今井斗志光

過去からの協力関係の深化

WFPは飢餓の撲滅と食料支援を目的とする国連の専門機関であり、世界最大の人道支援組織として活動を展開しています。

豊田通商は2022年のTICAD8においてWFPとアフリカにおける輸送能力強化に関するMOUを締結し、車両メンテナンストレーニングを提供するなど現地の輸送インフラ整備を支援してきました。

今回の新たな合意は、これまでの協力を再確認し、取り組みをさらに加速させるものです。

今後の取り組みと期待される効果

豊田通商グループは、ケニアで展開するトレーニングセンターを活用し、車両メンテナンスなど輸送能力強化に資する人材育成を強化していく予定です。

これにより、WFPがアフリカ各国で展開する緊急・復興支援活動において、食糧や医薬品を迅速かつ安定的に届けるための物流基盤を整備し、アフリカ諸国のレジリエンス向上と食糧安全保障の強化に貢献します。

TICAD9に向けた姿勢

豊田通商グループは、8月20日から横浜で開催されるTICAD9において、“for the future children of Africa(アフリカの未来の子供たちのために)”をキーメッセージに掲げ、アフリカの社会課題解決に資する事業を推進していく考えを示しています。

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