原油先物は小幅安、ロシア・ウクライナ和平交渉の可能性に注目

アジア時間の原油先物は下落。ウクライナ戦争終結に向けたロシア、ウクライナ、米国の3カ国首脳による協議が計画され、ロシア産原油への制裁措置が解除される可能性が意識されている。写真は2024年6月、トリゲールで撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

[19日 ロイター] – アジア時間の原油先物は下落。ウクライナ戦争終結に向けたロシア、ウクライナ、米国の3カ国首脳による協議が計画され、ロシア産原油への制裁措置が解除される可能性が意識されている。

0000GMT(日本時間午前9時)時点で、北海ブレント先物は0.07ドル(0.11%)安の1バレル=66.53ドル、20日に期限を迎える米WTI先物9月限は0.06ドル(0.09%)安の63.36ドル。

より活発に取引されているWTI10月限は0.09ドル(0.14%)安の62.61ドル。

前日は約1%高だった。

トランプ米大統領は18日、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領や欧州の首脳らと会談した後、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、プーチン氏とゼレンスキー氏の会談の手配を始めたと明らかにした。その後、自身を含めた3者協議を行うという。 もっと見る

TDセキュリティーズの商品戦略責任者バート・メレク氏は「緊張が緩和され、二次関税や制裁の脅威が取り除かれるような結果になれば、原油価格は弊社の2025年第4・四半期/26年第1・四半期の平均目標である1バレル=58ドルに向けて下落するだろう」と述べた。

ゼレンスキー氏はトランプ氏との直接会談を「非常に良好」だったと評価し、ウクライナに対する米国の安全保証の必要性について協議したと述べた。

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