(画像 オーストラリアマツダ)

需要低下傾向が続いているステーションワゴンに関する話題が出てきました。

 

 

 

ここ最近の自動車市場はSUVが人気を集める一方でセダン・ワゴン系モデルの需要低下が度々話題になっていますが、マツダも2002年から販売してきた「MAZDA6(アテンザ)」の生産を今年終了した事によって新車ラインナップからステーションワゴンが消滅・・・。

VISION COUPEの雰囲気を継承した”次期MAZDA6″や”MAZDA3ワゴン”の登場を期待するユーザーにとっては寂しい状況が続いていますが、オーストラリアでステーションワゴンの近況を伝える記事があったので紹介したいと思います。

 

 

 

今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「DRIVE」が今日掲載した記事。


(画像 DRIVE)

Sales of traditional station wagons in Australia have slumped to their lowest level on record, as buyers ditch the once-popular vehicle type in favour of SUVs – and there are fewer models for remaining customers to choose from.

Just 3368 new examples of the body type were sold in 2024, down 33 per cent on 2023 (5043 cars) – and 69 per cent on five years prior (10,783 in 2019).

In 2000, Australians bought close to 50,000 wagons, or 6 per cent of new vehicles sold – compared to just 0.2 per cent in 2024.

It is based on the classification of ‘wagons’ by the Federal Chamber of Automotive Industries (FCAI) – the record-keepers of Australian new-car sales – which supplied this data.

オーストラリアでは従来型のステーションワゴンの販売が過去最低水準に落ち込んでいます。これは、かつて人気だったステーションワゴンからSUVへの買い替えが進み、残った顧客にとって選択肢が減ったことも要因です。

2024年の新車販売台数はわずか3,368台で、2023年(5,043台)比で33%減、その5年前(2019年は10,783台)比で69%減となっています。

2000年には、オーストラリアでは約5万台のステーションワゴンが販売され、新車販売台数の6%を占めていましたが、2024年にはわずか0.2%に減少しています。

このデータは、オーストラリアの新車販売記録を管理する連邦自動車産業会議所(FCAI)による「ワゴン」の分類に基づいています。

There is, however, a bright spot in the wagon market: performance cars.

BMW 3 Series wagon sales have tripled in two years thanks to the addition of the M3 Touring, which accounted for 310 of the model line’s 429 long-roof deliveries last year.

About two-thirds per cent of Skoda Octavia wagons sold are RS editions, while in recent years the V8-powered RS6 Avant has been the top seller in the Audi A6 range, with the RS6 Avant being the only A6-based wagon available in Australia for over a decade.

Audi is one of the few brands committed to the wagon body style, launching the new A5 and S5 Avant in recent weeks, while a high-performance Touring version of the BMW M5 super sedan recently arrived in Australia.

しかし、ワゴン市場には明るい兆しがあります。それは”高性能車”です。

BMW 3シリーズワゴンの販売台数は、M3ツーリングの追加によって2年間で3倍に増加しました。昨年も販売された3シリーズワゴン429台の中で310台がM3ツーリングでした。

シュコダ・オクタビアワゴンの販売台数の約3分の2はRSエディションで、近年ではV8エンジン搭載のRS6アバントがアウディA6シリーズで最も売れている車種となっています。RS6アバントは、オーストラリアで10年以上販売されている唯一のA6ベースのワゴンです。

アウディはワゴンボディスタイルに注力する数少ないブランドの一つで、ここ数週間で新型A5とS5アバントを発売しました。また、BMW M5スーパーセダンの高性能ツーリングバージョンも最近オーストラリアに導入されました。

こちらはオーストラリア国内のステーションワゴン販売状況を取り上げている記事ですが、FCAIが公開しているデータによると2024年に販売されたステーションワゴンは過去最低の3,368台で、新車販売台数で占める割合は僅か0.2%だったとの事。

2000年の販売実績と比較すると大幅に減少している事が分かりますが、その中でもMAZDA6は2009年頃から販売台数TOP5にランクインしており、昨年は2位の好成績を達成。

発売から10年以降経過しているMAZDA6が2位に入るのはステーションワゴンの選択肢が大幅に減った事が理由なので、やや複雑なところですが・・・(苦笑)

☆MAZDA6オーストラリア仕様も今年で販売終了(現在は在庫を残すのみ)

ステーションワゴンのメインマーケットである欧州でも需要低下とSUV人気が度々話題になっているので先行きが厳しいのは間違いなさそうですが、DRIVE誌はステーションワゴンが残る可能性として”高性能車”の事例を挙げており、オーストラリアで売れてるワゴンの多くがスポーツモデルとの事。

M3ツーリングとRS6アバントはかなり高額なモデルですが、2024年オーストラリアのワゴン販売ランキング1位のシュコダ・オクタビアワゴンはマツダとほぼ同じ価格帯だと思われます。

全体で見るとニッチな需要かもしれませんが、やはりマツダでもスポーツワゴンが欲しくなるのが正直なところ・・・(笑)

☆シュコダ・オクタビアワゴン

フォルクスワーゲングループに属するチェコ共和国の自動車メーカー”SKODA”が販売しているCセグメント車で、RSエディションは約260psの2.0Lガソリンエンジンを搭載(おそらくゴルフGTIと同じパワートレイン)

New Škoda Octavia Wagon


(画像 SKODA Australia)

 

 

 

マツダが現在公表している商品計画もSUVばかりなので新しいステーションワゴンが出る可能性は低い状況ですが、SUVへ傾倒し過ぎるのもブランドイメージ的に良くない気がするので、ワゴンに限らず何か新しい提案を見たいところですね・・・。

 

令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。

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令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県

・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)

令和6年(2024年)能登豪雨に係る災害義援金の受付について | 石川県

・富山県公式HP(令和7年3月31日まで受付予定)

富山県/「令和6年能登半島地震災害義援金(富山県被災者支援分)」の受付について

・新潟県公式HP(令和7年12月26日まで受付予定)

令和6年能登半島地震で被災された方々(新潟県の被災者)への義援金の受付について – 新潟県ホームページ

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