8月15日開幕の小学生女子「NPBガールズトーナメント2025全日本女子学童軟式野球大会」(岡山)に県内有志でつくる「長野選抜」、8月22日開幕の「第10回全日本中学女子軟式野球大会」(京都、いずれも全軟連主催)には県優勝の「長野東Girls」が出場する。
◇全日本女子学童大会
<長野選抜>
15日の1回戦で徳島の「AWA-MUSUME BBSJr.」と対戦する。
制球力のいい右上手の塚田がエース。総合力の高い捕手・林とのバッテリーを軸に、ショート斎藤主将や外野手岡田らが守りを束ねていく。土屋監督は「塚田がある程度投げてくれればバックが守り、試合がつくれる」と展望。6年生が少ないが、守りのいい5年生がフォローする。
攻撃は1番斎藤主将が出塁し、3番岡田、4番林でかえしたい。
長野選抜は3月に始動。月1、2回、男子チームを相手に練習試合を行ってきたが、それぞれ所属チームの活動もあり、全員が一堂に会することはなかった。
土屋監督は「点の取り合いは分が悪い。失点を減らし、ロ―スコアで6回を終わりたい」と、19年の初出場以来の初勝利を狙う。
↓ 全国に臨む長野選抜
氏 名 小学校・学年
岡田 塁衣 信大附属松本6
林 あかり 下諏訪南6
寺沢 絢心 高森北6
清水 桜和 城北6
坂口唯桜英 秋津6
足立 葵 赤穂南5
嶋田 彩花 下諏訪南6
松川聖璃南 豊丘北5
斎藤 未空 栄6
塚田 衣織 東塩田6
大前 愛佳 芳川5
松川華璃南 豊丘北5
▽監 督 土屋喜信
▽コーチ 丸山彩香、寺沢翔太
◇全日本中学女子大会
<長野東Girls>
2年連続3回目の出場となる今大会は、22日の1回戦で埼玉スーパースターズF(埼玉)と対戦する。
6月末の県大会では、出場3チームが1勝1敗、得失点差でも並び、抽選で代表を獲得した。2試合計20失点の守りに「取れるアウトが取れずにビッグイニングを与えてしまった」と石井監督。県大会後、「内野手を一部コンバートしたり、ノックを増やしたり、守備を整備してきた」と言う。
エース内山の左腕にかかる比率も高い。力のあるストレートと緩急のつくカーブを制球よく操る。「10割打者はいないので開きなってストライクゾーンで勝負する。大事なところは強めのボールを意識する」と強気に対峙する。内山が打ち取った打球を確実にアウトにしていくのが勝利の前提になる。
埼玉とは7月に練習試合を行った。例年上位に勝ち上がる有力チームで、今年はボールの速い好投手が2人いた。「マシンのボールを速くして対策している」と石井監督。打線の核となるが、県大会では打率10割、3本塁打の4番中澤主将だ。「一本で走者をかえす決勝打を打ちたい」と、少ない好機で仕留めるつもりだ。
過去2回の全国大会は未勝利。中澤主将は「県大会では緊張もありいつものプレーが十分に発揮できなかった。一ついいプレーが出れば流れを持ってこられるチームなので、しっかり出して勝利につなげたい」と県大会の反省を生かす。
↓ 2年連続で県代表として全国に出場する長野東Girls
氏 名 中学校・学年
中澤 和奏 東北3
依田 愛奈 東御東部3
新井 梨央 相森3
大久保 遥 広徳3
小山陽菜乃 小諸東3
高橋 憂里 埴生3
渡辺 紗彩 依田窪南部3
内山 芙有 川中島2
北村 実玲 更北2
神戸 彩央 松代2
渡邉 実莉 川中島2
丸山 咲純 城北1
高野菜々美 東御東部1
岩﨑 花音 広徳1
春原さくら 上田五1
田中 優羽 松代1
山﨑 柚歩 広徳1
横田 千智 長野東部1
宮島奈津美 文化学園1
▽監 督 石井寛
▽コーチ 末川一昭、原山雄介
↓ 緩急をうまく使うエース左腕内山
↓ ローカル大会で男子チームと戦う長野東Girls
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