ブラジル金利は過度に引き締め的、緩和時期に見直し余地=財務相

 ブラジルのアダジ財務相(写真)は4日、15%の政策金利水準は過度に引き締め的だとし、金融緩和のタイミングを見直す余地があるとの考えを示した。ブラジリアで7月撮影(2025年 ロイター/Adriano Machado)

[ブラジリア 4日 ロイター] – ブラジルのアダジ財務相は4日、15%の政策金利水準は過度に引き締め的だとし、金融緩和のタイミングを見直す余地があるとの考えを示した。

バンドニュースTVに対し、「現在の水準は必要以上に引き締め的だ。現時点で利下げサイクルの軌道を見直す余地がある」と述べた。

ブラジル中央銀行は先月30日、政策金利を約20年ぶり高水準の15.0%に維持し、利上げサイクルを停止した。その上で、非常に長期にわたって金利を据え置くことを示唆した。

4日に公表された中銀による民間エコノミスト調査では、3月に最利下げに転じると予想されている。

アダジ氏は、年間インフレ率が12月までに5%を下回る「環境が整っている」と述べた。

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