浜松市に本社がある自動車メーカーの「スズキ」はことし6月までの3か月間の決算で円高や原材料価格の高騰などから、5期ぶりに減益となりました。

スズキが5日発表した、ことし4月から6月までの3か月間の決算によりますと
▼売り上げは1兆3977億円あまりと前の年の同じ時期と比べて4.1%減少し
▼本業のもうけを示す営業利益は1421億円あまりと9.8%減少して、5期ぶりの減益となりました。

円高や原材料価格が高騰したことが主な要因だということです。

一方、今年度1年間の業績見通しについては、アメリカの関税政策や為替など不透明な状況が続いているとして、前回の予想を据え置きました。

スズキは「関税リスクにともなう市場の減速もなかなか織り込めず、アメリカとの関税交渉もまだ決着していない国もある。各市場への悪影響について不透明さは拭えず、今期の予想は据え置いた」としています。

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