シンガポールのGIC、スペインのブロードバンド事業に25%出資

 シンガポールの政府系ファンド、GICは、仏オレンジ傘下のMasOrangeと、英ゼゴナ・コミュニケーションズ傘下のボーダフォン・スペインが設立する光回線ブロードバンドの合弁会社に25%出資する。写真はGICの看板。2023年7月、シンガポールで撮影(ロイター/Edgar Su)

[4日 ロイター] – シンガポールの政府系ファンド、GICは、仏オレンジ(ORAN.PA), opens new tab傘下のMasOrangeと、英ゼゴナ・コミュニケーションズ(ZEG.L), opens new tab傘下のボーダフォン・スペインが設立する光回線ブロードバンドの合弁会社に25%出資する。3社が4日明らかにした。

合弁会社の持ち株比率はMasOrangeが58%、ボーダフォン・スペインが17%となる。

シンガポールの政府系ファンドは、割安で魅力的な欧州企業への投資を拡大しており、インフラ、再生可能エネルギー、高級ファッションブランドなどへの投資を続けている。

ボーダフォン・スペインは合弁事業から14億ユーロの収入を得ることになる。ゼゴナは昨年、50億ユーロでボーダフォン・スペインを買収した。

ボーダフォン・スペインは今年1月、MasOrangeと共同で新たな光回線事業会社をスペインに設立することで合意。当時、両社は新会社の株式の40%を取得する投資家を探していた。

GICはインフラ分野を中心に長期的な機会を引き続き模索していくと表明した。

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