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AFP

掲載日

2025年8月4日

スペイン警察は月曜日、密輸と環境犯罪の捜査の一環として、絶滅の危機に瀕しているアフリカゾウとアジアゾウの象牙の牙で作られた彫刻品を数十点押収したと発表しました。

象牙は、櫛やペンダントなどの宝飾品に加工できるため、垂涎の的です。象牙は、櫛やペンダントなどの宝飾品に加工できるため、垂涎の的です。 – AFP

バレンシア東部の商社から、Guardia Civilの警官が、様々な大きさの象牙彫刻126点(多くはアジア風のデザイン)を押収した、とGuardia Civilは声明で発表しました。

また、19世紀のものと思われる重さ22キログラム(48.5ポンド)の1.77メートル(5.8フィート)の牙も押収しました。当局によると、これらの品目には適切な書類がなかったとのことです。

分析の結果、象牙は絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)で保護されているアフリカゾウとアジアゾウのものであることが確認されました。

女性1人が逮捕され、他の4人が捜査下に置かれました。世界自然保護基金は、国際的な取引禁止にもかかわらず、毎年約2万頭のアフリカゾウが象牙のために違法に殺されていると推定しています。

象牙は「ホワイトゴールド」とも呼ばれ、歴史的に世界で最も人気のある商品のひとつであり、宝飾品、武器、楽器、装飾彫刻などに使用されてきました。

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