■ギネスを目指すネコが、名古屋市北区にいた!
名古屋市北区の介護事業所で暮らすメインクーンのトントロ君(愛称:とんちゃん)が、現在ギネス世界記録に挑戦中。体長はなんと110cm超(※非公式)という巨体で、職場に癒しと学びを届けています。
名古屋市北区、閑静な住宅街の一角。外階段を上がった先にあるのは、「ミソラスタジオ」2階の介護支援事業所「ほっとサロン」。ここでスタッフとして働くのが、メインクーンのトントロ君(通称:とんちゃん)です。
以前「ミソラスタジオ」の体験記事でも、ちょっぴり登場して頂きました。
【名古屋市北区】大人も子どももバク転でヒーローに!?「ミソラスタジオ」でアクロバットに挑戦!(Yahoo!ニュース エキスパート)
左からTsubakiちゃん、野口さん&トントロ君、SHÜRlちゃん、Mikuちゃん
トントロ君の最大の特徴は、その圧巻の大きさ。体重は14キロを超え、体長はなんと110cm超え(※非公式測定)。筆者宅の6キロ超ある愛猫ですら、かなり重く感じるのですが、トントロ君はその倍以上! 圧倒的存在感です。
現在、ギネス世界記録「Longest domestic cat living(存命中の最長の家猫)」への認定を目指し、申請と公式測定の準備を進めています。
■目標は“世界一”! ギネス記録の壁は分厚い?
ちなみに現在の世界記録保持者は、2018年にイタリアで認定されたメインクーン猫「Barivel」。その体長は驚異の120cm。飼い主であり、施設を運営する野口さんはこう語ります。
「うちの子も、あと“ひと伸び”すれば届くかもしれません(笑)。でも、測ろうとすると遊んじゃって、なかなかじっとしてくれないんです」
とても人懐っこく、声掛けたら寄ってきて触らせてくれました!
猫の測定には、公正な第三者立ち会いのもと、明確なルールに基づいた写真・動画提出などが求められます。現在は申請済で、認定には通常4〜5カ月程度を要するとのこと。
■巨体だけじゃない! とんちゃんの“お仕事”ぶりがすごい600ミリリットルのペットボトルとの比較
ただし、とんちゃんの魅力は記録への挑戦だけではありません。彼はれっきとした“職員猫”。事業所の現場で、とんちゃんならではの役割を担っています。
たとえば、新人スタッフが最初に学ぶのが「足元に注意を払う」ということ。これは高齢者との接し方でも最も大切な感覚です。人間の足元を歩き回るとんちゃんが、自然とその意識を育ててくれるのです。
「介護って“気づく力”が必要なんです。命に寄り添うための、優しさや繊細さ。それを彼が毎日教えてくれています」と、野口さん。
■命のサイクルとともに働く、やさしい職場
「ほっとサロン」では、とんちゃんのほかにも、スタッフが協力して育てる野菜の苗など、命のめぐりを感じられる工夫がたくさん。
「猫や植物って、人間よりも早く年を取るんですよね。だから、5年という時間の重さを自然と学べるんです」
■写真集デビューも「デカ猫とチビ飼い主 壱」※画像提供:介護支援施設 ほっとサロン様
さらにとんちゃんは、電子書籍で写真集デビューも果たしています。Kindleで配信中の写真集「デカ猫とチビ飼い主 壱」では、トントロ君の成長記録に、圧巻の体格と愛嬌たっぷりの姿、そして“ちび飼い主”とのユーモラスな日常が動画付きで楽しめます。まさに“デカかわいい”の権化!
■特技も披露!
なんとトントロ君には特技が! まずはお手とおかわり。
お回りもお手の物!
筆者にもお手をしてくれました♪
大きな肉球の触り心地にうっとり♪
■トントロ君、ギネス記録に届くか!?抱っこされると、その大きさが際立ちます。
審査が進めば、世界一長い猫が名古屋から誕生する日も遠くないかもしれません。
とんちゃんは今も、名古屋市北区の介護支援事業所でゆったりと働きながら、記録の瞬間を待っています!
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