高校生が日頃の文化・芸術活動の成果を発表する「全国高校総合文化祭」は31日が最終日となりました。
多度津町では、制限時間内に即興で花をいける「花いけバトル部門」が行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げました。

「全国高校総合文化祭」は、県内各地を会場に23の部門で発表が行われ、多度津町の会場では花いけバトル部門が開催されました。

香川県のほか青森県や石川県など全国の11の高校から集まった15人の生徒が日頃の練習で培った生け花の技術を競いました。

花いけバトルの制限時間はわずか5分。

会場に用意されたものだけを使い、どう生けるかを即興で考えます。

完成した作品を評価する「作品点」だけなく、楽しく花を生けることができたかなども「表現点」として評価され、審査員だけでなく、会場の観客全員が勝敗の判定を行います。

1つのラウンドで3人の生徒が競う仕組みで午後の予選は、「ひろがる」をテーマに行われました。

このうち、高松東高校3年生の櫻木優大さんは、大きな木や暖色の花を巧みに組み合わせて迫力のある作品に仕上げていました。

櫻木さんは、「失敗が続いて焦りましたが、赤い花を火に見立てて火が広がるイメージでつくろうと思ってたので、それができてよかったです」と話していました。

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