7月31日、ウクライナ当局によると、ロシアは同日未明、ウクライナの首都キーウにミサイルとドローンによる攻撃を実施し、6歳男児とその母親を含む少なくとも6人が死亡、82人以上が負傷した。キーウで30日撮影(2025年 ロイター/Gleb Garanich)
[キーウ 31日 ロイター] – ウクライナ当局によると、ロシアは31日未明、ウクライナの首都キーウにミサイルとドローンによる攻撃を実施し、6歳の男児ら少なくとも8人が死亡、88人が負傷した。
ゼレンスキー大統領は、ロシアが300機以上のドローンと8発のミサイルを発射し、キーウの集合住宅に命中したと表明。「われわれが米国や欧州ともに平和を望んでいることに対し、ロシアがどのような対応を示したか、きょう、世界は改めて目にした。力なき平和は不可能だ」とテレグラムに投稿した。
ロシア国防省は、ウクライナの軍用飛行場や弾薬庫、キーウの軍産複合体とされる企業を標的に攻撃したと発表した。
キーウのクリチコ市長によると、負傷した子どもは9人で、キーウ市内での一晩の子どもの負傷者数としてはロシアの侵攻開始以降で最多となった。
キーウでは数時間にわたり爆発が続き、夜空が炎で赤く染まった。当局者によると、市内の27カ所で学校や病院などの建物が攻撃を受けた。
トランプ米大統領は29日、ロシアがウクライナ戦争の終結に向けて進展を示さなければ、「今日から10日以内」にロシアに対し関税などの措置を課し始めると改めて表明した。
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