田村正和さんを追悼 主演ドラマ『協奏曲』『オヤジぃ。』夏目三久 結婚祝いの2つの和菓子を送られ照れ笑い「家に持って帰って、夫といただきます」

 2021年4月3日に亡くなった田村正和さんが主演を務めた連続ドラマ『協奏曲』(TBS系)と『オヤジぃ。』(TBS系)が、7月19日11時よりParaviで初配信されることが決定した。

1996年10月期に放送された『協奏曲』は、2人の男と1人の女が織りなす奇妙な三角関係を、丁寧かつ大胆に綴る大人のラブストーリー。主演の田村さんが自分の美学をストイックに追求する著名な建築家・海老沢耕介を演じ、木村拓哉演じる貴倉翔と宮沢りえ演じる榊花の前にこつぜんと現れる。翔は耕介に憧れる建築家の卵で、耕介に弟子入りする。花は、翔と暮らしながら彼を支え、純真無垢に愛するが、花は、翔だけでなく耕介からも愛されるように。考え方も生き方も、愛し方もまったく違う耕介と翔という2人の男の間でフワフワとさまよう花。若い翔と花のカップルに出会い、さらには花に恋をしてしまうことで、耕介の中で堅固に守ってきた自分だけの世界が変化していく。そのほか、余貴美子、久本雅美、石倉三郎らが出演している。

 2000年10月期に放送された『オヤジぃ。』は、「東芝日曜劇場」枠の20世紀最後を飾り、全ての回で視聴率20%を超えた大ヒットファミリードラマ(※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。主演の田村さんは、頑固で曲がったことが大嫌いな開業医・神崎完一を演じた。世の中の乱れを黙って見ていられない神崎は、誰彼かまわず礼節や道徳をふりまわす上に、かなりの自己中。周りから見ればいささか迷惑な存在だが、実は誰もが言いたくても言えないことを代弁し、病める現代に「喝!」を入れてくれるスーパーヒーロー的存在でもある。すべては家族のため、子どもたちのため、社会のため。全力で奮闘する愛すべきオヤジの姿を、ユーモラスに描いた。共演には、完一の妻役の黒木瞳、娘役の広末涼子と水野美紀、息子役の岡田准一をはじめ、石田ゆり子、及川光博、さらには本作で俳優デビューを果たした加藤浩次(極楽とんぼ)らが名を連ねた。

 今回の配信決定は、田村さんをしのぶ多くのファンからの声を受けて実現した。

夏目三久 結婚祝いの2つの和菓子を送られ照れ笑い「家に持って帰って、夫といただきます」

夏目は、25周年を迎えた同番組で日本テレビ在籍時の2008年10月から2011年1月までの約3年間、2代目サブMCを担当。この日は夏目ら歴代サブMCが登場し、メインMCの所ジョージ(66)とともに番組を進行した。

 中盤、12年前に番組出演した専門学校生が創業400年の老舗和菓子店の若女将となって登場し、スタジオで実際に和菓子作りを実演した。

 所が示したテーマ「中居正広」として披露された和菓子について、若女将は「矢車菊をイメージしております。中居さんのイメージカラーは青。青い花といえば5月5日の単語の節句に使われる矢車菊が有名。中居さんといえば、永遠の少年というイメージがありますので、こちらのお花を選ばせていただきました」と説明。さらに、矢車菊には「独身の象徴」という花言葉もあるとも付け加え、スタジオを笑わせた。

 続けて「夏目さんにお土産を用意してきた」と若女将。夏目が「え?本当ですか?」と驚く中、「テーマはずばり『結婚おめでとうございます』。夏目さんは8月がお誕生日と聞いておりますので、夏のイメージ、ひまわりの上生菓子をお作りしました。(ひまわりは)『あなただけを見つめている』という花言葉になっております」と、2つ並んだ黄色の和菓子を披露した。

 夏目が「これは2つハートがあるんですね」とデザインについて触れると、若女将は「ご主人と未来に見つめ合って、未来に向かって進んでいただきたいとお作りしました」と説明。夏目は「わぁ~ありがとうございます」と感激し、照れ笑い。「家に持って帰って、夫といただきます」と満面の笑みを浮かべた。そんな夏目の様子に、所も「あらま~素敵だ」とはやし立て、共演者から拍手が送られた。

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