1万人目の来場となった綿島未桜さん(右)、里桜さん=佐賀市の佐賀県立美術館

 佐賀市の佐賀県立美術館で開催中の「北斎・広重 大浮世絵展」の来場者が25日、1万人を突破した。

 1万人目の来場者は、岡山県から祖母が住む神埼市へ来ていた綿島未桜(みお)さん(10)、里桜(りお)さん(6)姉妹。記念品として、展覧会を監修する浮世絵コレクター中右瑛(なかうえい)さんの新刊などが贈られた。

 姉妹は幸運に驚きながら「うれしい」と口をそろえ、未桜さんは「北斎は細かくて、広重は海の青色が好き」、里桜さんは「めっちゃきれい。戦っている絵がお気に入り」と話した。

 会場には葛飾北斎と歌川広重の代表作や肉筆画など200点を超える作品が並び、来場者は豊かな色彩や奇抜な構図を楽しんでいる。

 会期は8月31日まで。午前9時半~午後6時(午後5時半最終入場)。月曜休み(祝日の場合は翌火曜)。(清川千穂)

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