カルチャー
「良く言えば正直だけれど…」 カナダ人が日本と母国の違いに驚愕 とくに印象的だった光景とは
公開日:2025.07.10
/
更新日:2025.07.10
ファッション日本外国人ニッポンいいね!
カナダ出身の(左から)ニッキーさん、テサさん、アイルランドさん【写真:Hint-Pot編集部】
日本人の温かさや礼儀正しさに驚かされる外国人は少なくありません。カナダから来た3人組は、日本に滞在中、さまざまな場所で「日本らしさ」を見つけたといいます。3人が母国との違いを顕著に感じた光景とは、どんなものだったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
礼儀正しく、きちんとしている 日本の印象
念願叶って、初めて日本を訪れている、カナダ人のニッキーさん、テサさん、アイルランドさん。いとこ同士のアイルランドさんとテサさんが、共通の友人ニッキーさんを誘い、今回の旅が実現しました。3週間滞在し、京都や大阪、奈良、そして東京と、日本各地をめぐっています。
「ずっと日本に行きたいと思っていたんです。日本のアニメや文化が好きで、今回ようやく夢が叶いました」と、テサさんは満面の笑みを浮かべて話してくれました。
さまざまなことを楽しむなか、日本人の真面目さを目の当たりにしたというニッキーさん。日本人のなにげない日常の所作にも感心したといいます。
「日本の街のきれいさと、人がとにかく親切なことが印象深かったです。カナダ人もフレンドリーだと言われますが、たとえば店員や係員の態度は、こんなに丁寧じゃないです。もっとくだけていて、働きたくないという雰囲気が出てしまっている人もいるし、対応もくだけています。良く言えば正直だけれど、日本みたいにちゃんとしていないです」
ファッションにも表れる“きちんと感”
一方、テサさんは、身だしなみがきちんとしている日本人の多さに驚いたといいます。
「日本の人たちは、みんなフォーマルできちんとした格好をしているように見えました。私たちも一番ちゃんとした服を持ってきたけれど……」
カナダでは、子どもから大人までスウェットなどのスポーティなスタイルが主流で、冬でもスリッパのような靴を履く人が多いそう。
「ビジネスでも、スーツやジャケットをちゃんと着ているのは、限られた業種、エリアだけです」と、テサさんは笑います。
日本人のフォーマルな服装は、単なるファッションではなく、文化的な美意識やマナー意識の表れとして、3人の記憶に深く残ったようです。残りの旅でも、まだまだたくさんの発見が待っていそうですね。
(Hint-Pot編集部)
WACOCA: People, Life, Style.