今回の参議院選挙で、NHKは20日、有権者の投票行動や政治意識を探るため、出口調査を行いました。出口調査の結果をみていきます。
(NHK北海道選挙取材班)
調査は道内48の投票所で投票を終えた有権者6970人を対象に行い、58.1%にあたる4051人から回答を得ました。
一方、19日までに有権者のおよそ24%にあたる106万9039人が期日前投票を済ませていますが、これらの方々は調査結果に含まれていません。
北海道選挙区では、定員3に対して12人が立候補しました。
▽自民党の現職の高橋さんが、きわめて優勢です。
▽立憲民主党の現職の勝部さんが、優勢です。
▽残る1議席をめぐって参政党の新人の田中さん、国民民主党の新人の鈴木さんの2人が争っています。
支持政党別の投票行動
出口調査でふだん支持している政党について尋ねたところ、▽自民党が26%、▽立憲民主党が16%、▽日本維新の会が2%、、▽公明党が4%、▽国民民主党が9%、▽共産党が4%、▽れいわ新選組が5%、▽参政党が9%、▽日本保守党が2%、▽社民党が1%、▽その他の政党・団体が1%、▽特に支持している政党はない、いわゆる無党派層が21%でした。
支持政党ごとの投票先をみてみます。
「自民党」と答えた人のうち、▽50%台半ばが自民党の現職の高橋さん、▽20%台半ばが自民党の現職の岩本さんに投票しています。
「立憲民主党」と答えた人のうち、80%あまりが立憲民主党の現職の勝部さんに投票しています。
「公明党」と答えた人のうち、▽およそ40%が自民党の現職の高橋さん、▽およそ30%が自民党の現職の岩本さんに投票しています。
「国民民主党」と答えた人のうち、70%台半ばが国民民主党の新人の鈴木さんに投票しています。
「参政党」と答えた人のうち、80%台後半が参政党の新人の田中さんに投票しています。
「特に支持している政党はない」と答えた、いわゆる無党派層のうち、▽およそ20%が国民民主党の新人の鈴木さん、▽10%台半ばが自民党の現職の高橋さん、▽10%台半ばが立憲民主党の現職の勝部さん、▽10%台半ばが参政党の新人の田中さんに投票しています。
男女別の投票行動
出口調査で投票先を聞いたところ、男女別では、男性のおよそ20%が立憲民主党の現職の勝部さん、10%台後半が自民党の現職の高橋さん、10%台半ばが参政党の新人の田中さんに投票しています。
女性の20%台半ばが自民党の現職の高橋さん、10%台後半が立憲民主党の現職の勝部さん、10%台半ばが国民民主党の新人の鈴木さんに投票しています。
年代別の投票行動
年代別で見ると、10代・20代のおよそ30%が国民民主党の新人の鈴木さん、20%台半ばが参政党の新人の田中さんに投票しています。
30代の20%台半ばが国民民主党の新人の鈴木さん、20%台半ばが参政党の新人の田中さん、およそ10%が自民党の現職の高橋さんに投票しています。
40代のおよそ20%が自民党の現職の高橋さん、およそ20%が参政党の新人の田中さん、10%台半ばが国民民主党の新人の鈴木さん、およそ10%が立憲民主党の現職の勝部さん、およそ10%がれいわ新選組の新人の野村パターソンさんに投票しています。
50代のおよそ20%が自民党の現職の高橋さん、10%台後半が参政党の新人の田中さん、10%台半ばが立憲民主党の現職の勝部さん、10%あまりが国民民主党の新人の鈴木さん、およそ10%が自民党の現職の岩本さんに投票しています。
60代の20%台後半が自民党の現職の高橋さん、およそ20%が立憲民主党の現職の勝部さん、10%あまりが自民党の現職の岩本さん、およそ10%が参政党の新人の田中さん、およそ10%が国民民主党の新人の鈴木さんに投票しています。
70代以上の30%台半ばが立憲民主党の現職の勝部さん、20%台後半が自民党の現職の高橋さん、10%台半ばが自民党の現職の岩本さんに投票しています。
期日前投票の出口調査では
定員3の北海道選挙区では、19日までに、有権者のおよそ24%にあたる106万9039人が期日前投票を行いました。
NHKは選挙期間中の14日間、北海道内の34か所から36か所の投票所で投票を済ませた有権者3万8196人を対象に調査を行いました。
それによりますと、立憲民主党の勝部さんと自民党の高橋さんがほかの候補者を上回っています。
また、自民党の岩本さんと国民民主党の鈴木さん、それに参政党の田中さんの3人が競り合っています。
時系列でみますと、この3人のうち自民党の岩本さんは序盤、優勢だった一方、国民民主党の鈴木さんと参政党の田中さんは終盤にかけて勢いを見せ、競り合う展開となっています。
【関連リンク】北海道の結果を詳しく
北海道の有権者はどう判断したのか?今回の参議院選挙、北海道の結果はWEBでも詳しくお伝えします。
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