雨上がりの朝、光の筋の下には美しい光景が【写真提供:aki(@aki_goodspeed)さん】
雨上がりの夏の朝、静けさに包まれる奈良公園の一角で撮影された幻想的な風景が、X(ツイッター)で話題になっています。雨粒をまとった新緑と、神秘的な光が織り成す景色をとらえた写真には、8000件以上の“いいね”が。投稿者のaki(@aki_goodspeed)さんに、撮影のこだわりや奈良公園への思いを伺いました。
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神秘的な光とシカが作り出す幻想的な風景
「奈良公園 雨上がりの朝がおすすめです」
投稿された写真は、まるで物語の一場面のような幻想的な風景をとらえています。静かな森の小道に差し込む木漏れ日と、その光の中にたたずむ1頭のシカ。下を向き、地面の何かを食んでいるようです。
光は、まるで天から降り注ぐスポットライトのように森を照らし、周囲の深い緑と苔の広がりが自然の静寂を引き立てています。自然の美しさと神聖さが凝縮された一枚です。
この投稿には、8000件以上の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「すごく幻想的な一枚でシカさんの魅力が際立ってますね~。素敵すぎます」「神秘的ですね」「天の使いが降りてきたような」など、称賛の声が上がっています。
撮影のこだわりと奈良公園への愛
話題になった一枚【写真提供:aki(@aki_goodspeed)さん】
akiさんよると、とくに夏は、神秘的な光景を撮れるチャンスが増えるそう。雨上がりの朝の風景が、その絶好のタイミングだといいます。
「湿度が上がる夏の雨後は、霧のような大気の状態が生まれ、光が差すことでこのような光芒が現れるんです」
今回の写真でとくにこだわったのは、その光芒とシカを合わせることでした。「神の使いといわれるシカなので、その神々しさを感じてほしいと思いました」とakiさんは語ります。シカが放つ神聖な雰囲気と、光が照らす幻想的な空間が見事に調和しています。
ちなみに、akiさんは以前から奈良公園をよく訪れているとのこと。「最近は行く回数こそ減りましたが、それでも桜、子ジカ、秋の紅葉など、奈良公園は四季を通じて楽しませてくれます。四季の変化を感じながらシカを撮れる場所って、ほかにはなかなかないですよね」と、その魅力を教えてくれました。
(Hint-Pot編集部)
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