ルビオ米国務長官(写真左)は10日、東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が開かれたマレーシアでロシアのラブロフ外相(写真右)と会談した。代表撮影(2025年 ロイター)
[クアラルンプール 10日 ロイター] – ルビオ米国務長官は10日、東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が開かれたマレーシアでロシアのラブロフ外相と会談し、ロシア・ウクライナ戦争の終結に向けた進展が見られないことに対する米国の不満を伝えた。
会談は50分ほど継続。ルビオ氏は「率直で重要な会談だった」とした上で、柔軟に対応しなかったロシアへのトランプ大統領の失望を改めて強調したと指摘。トランプ氏がこれまで公に述べたことをラブロフ外相に改めて伝えたと語った。
その上で、ロシアが提示した「新しく、別のアプローチ」を含むいくつかのアイデアをラブロフ氏と共有したとし、帰国後にトランプ大統領に伝えると言及。「この紛争の終結に向け、将来を見据えたロードマップを策定する必要がある」と述べた。
ロシア外務省は会談後に声明を発表。ウクライナ和平やイラン、シリア情勢など多くの国際問題について率直に意見交換したとした上で、建設的な対話は継続されると明らかにした。
就任後初のアジア訪問となったルビオ長官はこれに先立ち、ASEAN外相会合に出席した。 もっと見る
ルビオ長官とラブロフ外相は2月にサウジアラビアで初めて会談、その後5・6月にも電話会談していた。
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