
S&Pグローバルが2日発表した6月のカナダ製造業購買担当者景況感指数(PMI)は45.6と、前月の46.1から低下した。ケベック州ボワブリアンにある航空機部品製造工場の資料写真。2023年5月撮影(2025年 ロイター/Evan Buhler)
[トロント 2日 ロイター] – S&Pグローバルが2日発表した6月のカナダ製造業購買担当者景況感指数(PMI)は45.6と、前月の46.1から低下した。米国の関税が需要を圧迫して5年ぶりの大幅減となり、拡大と縮小の分かれ目となる50を5カ月連続で下回った。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済ディレクター、ポール・スミス氏は「カナダの製造業部門は、関税と将来の貿易政策に関する不確実性に直面し、引き続き苦戦している。新規受注の不足が最近の低迷につながり、2020年春のコロナ禍ピーク時以来の落ち込みの一因となった」と述べた。
特に国際受注が弱く、新規輸出受注指数は5月の42.0から40.2に低下。生産指数は45.2から42.6に低下し、20年5月以来の低水準となった。
カナダの輸出の約75%は米国向け。4月に米国が課した広範な関税は免れたが、鉄鋼とアルミニウムの輸出に対しては50%関税が発動されている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
 
						
			
WACOCA: People, Life, Style.