1日は、梅雨が終わる頃とされる「半夏生」です。
この日にあわせて大野市では丸焼きにしたサバを食べる風習があり、市内の料理店は、焼きサバを買い求める人たちでにぎわいました。

「半夏生」の日にあわせて丸焼きのサバを食べる風習は、江戸時代、大野藩の藩主が田植えで疲れた人たちの夏バテを防ごうと海沿いの領地からサバを取り寄せたことが始まりとされています。

大野市内にある魚料理を提供する店では、脂がのったサバおよそ1000匹を仕入れ、1日は午前5時ごろからサバを焼き始めたということです。

焼き上がった40センチほどのサバが店頭に並ぶと、あたりはこうばしい香りに包まれ、待ちかねた人たちが次々と買い求めていました。

市内から訪れた男性は、「ここの焼きサバはおいしいので毎年買いに来ています」と話していました。

店主の山本恭子さんは「家族みんなで大きなサバを食べて、心にも体にも栄養をつけて暑い時期を乗り越えてほしいです」と話していました。

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